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『夜のピクニック』

夜のピクニック
夜のピクニック
恩田 陸

久々に読んだ歴史モノ以外の小説。
高校の伝統行事「歩行祭」(全校生徒が24時間かけて80キロを歩くもの)を舞台にしたお話。
この歩行祭のモデルは、実は地元茨城の水戸一高のものだったとはビックリ!

ただ歩くだけ。
そう考えると単調な気もするけれど、私の高校時代にも、こういうイベントがあれば良かったなーって思ってしまいます。
水戸一高が羨ましい!!(笑)

全ては生ものだと思います。
人もモノも風景も想いも。
その時でなければ存在し得ないもの。
それらが織り交ざって、世界が構成されているんだと思います。
その時、その場所でなければ感じられないもの、見ることができないもの。
そういうのを大切にしたいよね。

高校時代が遠い昔になってしまった人にも、
受験勉強に追われる高校生たちにも読んで欲しい一冊です。
サトミ * 読書 * 17:52 * comments(2) * trackbacks(1)

『若者はなぜ3年で辞めるのか?』

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来
城 繁幸

近ごろ、よく本を読みます。

今回読んだ本は、推薦入試を受ける受験生が面接練習で話していて、
面白そうだな〜と思って読んでみたものです。
私は、今年で社会人も3年目になるので、何かとタイムリーな話題です。

読んだ感想。

主体性を持ち、個人として働くこと。
これが仕事をする上で、とても大切なんだと思いました。
勝ち組になりたいとか、負け組は嫌だとかじゃなくて、
週末や仕事終わりの飲み会だけを楽しみにして、
ただただ日々をやり過ごさないために。

現代は、こっちに行けば安全って言うレールはなくて、
自分で自分の道を切り開く必要があるようです。
それは、リスクがあって怖い反面、とても楽しいことかもしれない。
そう思った方が、きっと私のためでもあるでしょう。

今は、おかげさまで、わりと楽しく働いていますよ。
会社や業務内容がどうこうというよりも、生徒が楽しいです。
受験生たちと過ごす日々は、多少疲れるけれど退屈とは掛け離れた毎日です。
だけど、もちろん、これから先を考えて、悩んだりもします。

悩んでも、考えても、しっかり自分と向き合って、
どっしりと大地踏み締めて、自分の足で歩いていこうと思います。
サトミ * 読書 * 22:32 * comments(0) * trackbacks(2)

『ぼくらの地球』

今日の感動

昼休みに読んだ本の一節
ぼくらの地球(ほし) 生命(いのち)はみんなつながっている
ぼくらの地球(ほし) 生命(いのち)はみんなつながっている
川北 義則

「素晴らしいことを表す『ワンダフル』とは『フル・オブ・ワンダー(驚きに満ちている)』のことである。生きているということは驚きに満ちている。人はそれを『素晴らしい』と表現した。」

Full of wonder!とは、なかなか素敵な言葉だよね。
言葉を生み出した感性が最高!


今日の感動

↑の本に紹介されていたアオイガイという名のタコの話。
アオイガイって知ってますか?
タコなんだけど、メスはとても美しい貝みたいな殻を持つ生き物だそうです。
私は初めて知りました。

アオイガイの生殖は、まずオスが自分の体の一部を切り離してメスに預ける。
メスはそれを自分の体にしまい込むことで、受精して子孫を残す。
そして、体の一部を切り離したオスは死んでしまう。
このようにして命を繋いでいるようです。

そんなアオイガイの特に素敵なところは、オスとメスの出会いです。
理由は分からないけれど、アオイガイのオスとメスが出会える機会はとても稀らしい。
そんな状況で、アオイガイが身に付けた知恵は、
オスはメスに出会ったら100%の確率で生殖を行う、
つまり体の一部を預けるということ。
そして、メスは100%の確率でそれを自分の体にしまいこんで、子孫を残すということ。
でも、さっきも書いた通り生殖の代償に、オスは死んでしまう。
つまり、オスは、初めてメスに出会った瞬間に、その命の役割を終えるんです。
まさに一期一会、命がけのプロポーズをして。

私たちにはとても無理な話だよね。

男性の皆さん、生まれて初めて出会った女性に命を捧げることできますか?
女性の皆さんも、人生最初に出会った男性のプロポーズを受け入れ、
子どもを産むことはできますか?

ま、もちろん、そうする必要はないんだけど(苦笑)
でも、アオイガイくらいの気概を持って、
出会いや男女の関係を大切にしたいものね。
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サトミ * 読書 * 22:55 * comments(0) * trackbacks(5)

『世に棲む日日』

世に棲む日日〈1〉
世に棲む日日〈1〉
司馬 遼太郎

『花神』の後に続けて読んだ本です。
というのも、『花神』と『世に棲む日日』は同時期に書かれた姉妹作らしいのです。
『花神』は前にも書いた通り、技術者、大村益次郎の話。
それに対して『世に棲む日日』は吉田松陰、高杉晋作の話。
とあるHPで、『花神』は理系向き、
『世に棲む日日』は文系向きと紹介されていた。
もしもどちらかを選ぶ必要があるんだったら、
私は『世に棲む日日』の方が好きかも。
なんせ私はどっぷり文系ですから(笑)

『世に棲む日日』の感想。
幕末の思想家、吉田松陰が生まれて、安政の大獄で処刑される。
そんな松蔭が、死ぬ直前の3年間、松下村塾で講義をする。
その塾生たちが、明治維新の主役になっていく。
そして、その塾生の一人が高杉晋作という雷電風雨のような男だったというわけです。

これは話の中でもよく出てきたんだけど、
司馬遼太郎によると革命は3つの段階に分けられるらしいです。

まず最初に、思想家が現れて非業の死を遂げる。
次は戦略家の時代。
そして、最後は技術者が革命の仕上げを行う。

幕末においては、非業の死を遂げる思想家が吉田松陰。
続いて、出てくる戦略家は高杉晋作や西郷隆盛、あと坂本龍馬とか。
動乱の時代を生きた、華やかな人物たち。
そして最後の仕上げの技術者は、大村益次郎など。

つまり、革命とは、各々が役割を全うした結果起こるものだと解釈しています。
これ、すごく面白い見方だと思います。


『世に棲む日日』について言えば、個人的には、前半の吉田松陰の話よりも、後半の高杉新作の話の方が好きです。
それに、司馬遼太郎さんもそうだったんじゃないのかな?
読んでいる限りでは、そう思ってしまいました。
私は、高杉晋作の破天荒で型破りな生き方、すごく好きです。
きっと司馬さんもそうだったのんだろうな〜と思いました。

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サトミ * 読書 * 21:54 * comments(0) * trackbacks(0)

『花神』

花神〈上〉
花神〈上〉
司馬 遼太郎

8月末から9月中旬に掛けて読んでいた本です。
大村益次郎という、幕末から明治初頭に掛けて活躍した陸軍指導者のお話。

大村益次郎、知ってますか?
私はギリギリでした。
日本史の教科書などでは戊辰戦争で彰義隊を破ったことで有名かもしれないけれど、正直、そこまでメジャーな人物ではないと思う。
言っちゃ悪いが、本来、長編小説の主人公になるまでの華がある人物でもないと思う。

彼は、いわゆる技術者だ。
しかも口数の少ない男だったらしい。
元々は医者で、緒方洪庵の下で蘭学を学び、蘭学医となる。
その後、西洋学者、翻訳家、兵学者と経て、
日本陸軍の祖と見なされるほどの指導者へと転身していく。
いや、転身てのは少し違うかも、
「転身」と言うと、自分の意志で別のものになっていくみたいなニュアンスがあるように思うけれど、大村益次郎の場合は、自分の意志というよりも、時代に求められてそうなっていったように思える。

口数の少ない火吹き達磨(容姿が似ていたらしい!)みたいな男が、
世間に求められて、黙々と仕事をする。
それが幕末の時代で、しかも生まれた土地が長州藩だった。
言ってしまえばそれだけで、あまり派手さはないかもしれないけれど、
明治維新を成し遂げるにあたっての役割、功績は重要なものだったんだろうね。

時代が求めるのは、華のある革命家ばかりではなくて、
一見すると地味で無口な技術者でもあるようです。
つまり、華のあるなしに関わらず、自分の与えられた役割を知り、
それに直向に取り組むことが大事なんだろうと思いました。
サトミ * 読書 * 20:53 * comments(0) * trackbacks(0)
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